セブン・センス【８】 湖水地方
奇跡の日に遭遇
イングランド北西部の湖水地方は、氷河時代の痕跡が残り、大小無数の湖が点在する場所です。
日本ではビクトリア・ポターの「ピーター・ラビット」誕生の地として、また詩人のワーズ・ワースが生まれて晩年過ごした地として有名です。
1951年湖水地方のほとんどの面積に相当する2300�屬�ナショナル・パーク（国立公園）に指定されました。
湖水地方はイングランドとスコットランドの境目あたりに位置します。
イングランドには目立った山はないのですが、湖水地方まで行きますと、標高800ｍから900ｍあまりの山がいつくもあり、イングランド最高峰スコーフル・バイク（978ｍ）もここにあります。
小説『嵐が丘』の舞台になったこのボーダー地方（イングランドとスコットランドの境）は渓谷を吹き抜ける強い風や山から吹き降ろす風で無風状態はほとんどない場所ですが、行きました時（5月初旬）は風もなく、晴れておだやかな五月晴れでした。
イギリスは雨の多い国なので、トレンチコートと傘が定番です。
特に、湖水地方は。平均降水量2000mmで、場所によっては3300mmから5000mmを記録します。
年間を通じて霧が発生し、日中には平均2.5時間から4時間は霧に包まれます。
風もなく、雨も降らず、霧もない晴れた日に湖の湖面が鏡になり、まわりの緑や山を映し出すという奇跡の日に遭遇しました。
風もなく雨もなく霧のない晴れた日に、湖の湖面が鏡になり、太陽がその鏡に写りました。（奇跡）
ポターの別荘の庭にウサギがでてきました。
ビクトリア・ポター『ピーターラビット』はナショナルトラスト運動の創始者の一人と友人であり、著作権使用料と両親の遺産で、湖水地方の牧羊場や多くの土地を買い、その美しさが失われないように保護しました。
彼女の遺産は、現在湖水地方国立公園の一部となっています。
寒い地方では5月になるといっせいに桜もモクレンもバラも満開になります。
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