桜が終わる頃に、藤の花が咲きます。マメ科フジ属のつる性低木樹で、垂れた花は香りがよく、その美しい紫は古来大切にされてきました。
足利フラワーパークの樹齢150年、600畳の藤棚
万葉集にも藤を詠んだ歌が多く、藤の名を持つ藤原氏の隆盛や藤の生命力と豊かな香、高貴な色は平安時代を中心に愛されてきました。 藤は家紋にも用いられている植物です。 藤の花は神を招く依代(ヨリシロ)であったとも言われています。 また、たおやかに垂れる藤の花は振り袖姿のあでやかな女性にたとえられています。
日本にはヤマフジが(ノフジ)が数種類自生していた、古くから園芸品種が作られてきました。 藤が右回りに巻くのにたいして、ヤマフジは左回りに巻きます。 西洋由来のウイステリアはやや青みが強い色のようです。
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