自然療法に関する考察 Ⅳ

お食事の続きです。今回はシュタイナーの食事と健康観について

少しお話しをさせていただきます。

療養的食事観として、4つの気質とそれを緩和する食事それぞれの食事がありますが、

ここでは一般的なことに触れます。

シュタイナーは「人間は食べたものをすべて内的に消化できるようになっているのです。

食べたものをちゃんと消化していれば健康である、ということを知るのはとても重要です」

と言っています。彼は以下のような考えです。

人間に必要な栄養素は、まずタンパク質である。

タンパク質は腸で消化されされなければならない。

体内に摂取されたタンパク質はエーテル体の働きによって腐敗をまぬがれる。

第二に必要なのは、脂肪である。

脂肪が腐敗を免れているのは、胸部に中心を持つアストラル体の働きによる。

第三に必要なのは、炭水化物である。

その発酵を免れているのは、頭に中心を持つ個我(ego)の働きによる。

他には塩の必要性を説いています。

神秘学の考え方を知らないと、理解がうまくゆかないと思いますが、

20年近く多くの方とお会いして、実践的に感じるのは、

彼の理論が的を得ているということです。

これらの栄養素は過不足なく摂取する必要があります。

過剰も不足も健康を損なうということです。

夏は食欲が落ちがちです。口当たりのよいものや、酸味などもよいと思います。

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