病の神秘

病の神秘

私が日ごろ思っていることを、京都府立医科大学の棚次正和名誉教授が論文掲載されているのを見つけました。棚次先生は医学哲学、祈りの研究で著名な方です。以下引用させていただきます。

『生老病死という四苦ー人生の限界状況』から 「・・・とりわけ病苦の場合には、従来の思考習慣や生活習慣に何らかの修正が迫られます。というよりも、思考習慣や生活習慣のゆえに、心身のバランスが崩れて、病が発症したのです。病の原因は一般には心因(ストレスやトラウマや感情の鬱積)、内因(遺伝的素因)、外因(食品汚染、大気汚染、環境ホルモン、電磁波等々)」私は現代の栄養障害を入れたいと思います。「などがあげられます。心身相関を考慮に入れると、心の微妙な波動は、肉体の粗大な波動へ共鳴現象を起こしながら投影されると考えられますので、心因と内因、外因は相互に密接な関係があるはずです。様々な病因は、相互に共鳴し合っているでしょうが、それらの根本原因は、何らかの歪みが蓄積されて慢性化したものと推察されます。関係性の歪みは、原理的には、次の四種類が想定可能です。自己と他者、自己と自然(世界)、自己と超越者(神仏)、自己と本当の自己という四種類の関係性に生じた歪みです。・・・それが解消されぬまま蓄積し、慢性化したのです。この歪みは臨界点に達すると、自浄作用を起こして消えようとしますが、その際の生体の自然な反応が病の症状として現れるのです。医療は、この生体の自然な反応を見極めながら、自然治癒力を高めるような方向でなされるべきでしょう」・・・・

自然療法のかなりの部分は、心の思い癖の解決、生活の改善です。する側と受ける側の協力が不可欠なのですが、協力なしで、一方的に何か?をしてもらいたいという方も多いのは確かです。

続く

 

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