風水でお墓のこと

先日ニュースで「沖縄の王族のお墓から、戦前に京大教授がお骨を持ち出し、研究材料にした」という記事がありました。最初の持ち出したお骨は台湾に持ち出され、所蔵されていて、２０１７年頃から子孫が返還請求している中、昨年、沖縄の博物館に所蔵が移ったとのこと。次のお骨の持ち出しは別の京大教授が行い、現在も遺族に返還されずに、京大博物館に所蔵されているということでした。

風水では、お墓を隠宅と言い、住まいを陽宅と言います。隠宅の方が運気に関係あるので、大切にします。なぜなら長いタームで子孫に影響を及ぼします。ピテカントロプスのような太古の人骨は考古学上の発見とみなされるかもしれませんが、脈々と生きている子孫がいる以上、また許可なくお墓をさわることは、祖先を大切にしている日本の感覚やそれ以上に祖先を大切にする沖縄の方々の魂を逆なでするのではないかと思いました。