自然療法に関する考察Ⅱ

では、前回に続き、お食事の話をします。

いらっしゃる方の中に、自然療法と言うとマクロビオティクをしていると思う方も多くいます。

私が推薦しているのは、自然なスタイルで、特別なことをしたり、かたよった食材だけを食べるということではないのです。

偏らない、これが基本です。

それでも病気になったり、体調を悪くする方は何らかの栄養素的な不足や

生活や心理面において回復すべき問題があると考えられます。

その場合は詳しい血液検査をして、かくれた体調の問題や不足している栄養素を見つけ出し、

回復するまで、良質の栄養素をとっていただく、それから徐々に食事改善をしていく、という方法をとっています。

分子整合栄養医学という栄養素療法です。

このような血液検査をしていると、現代の食生活の問題点が浮き彫りになります。

ハーブや薬草は効果を相乗的にしたり、予防や未病を防ぐためによく用います。

治癒のために使われる栄養素の例

最近のことですが、部分的なアトピーの療法にいらしている方がいます。(40代女性)もともと皮膚の下に小石のような塊がたくさんできる体質らしく、(難病のようですが、)下肢の一部が5センチほど盛り上がっていました。中には小さな石状のものがいくつか入っているということでした。それはもう受け入れて、治癒の対象にはなっていませんでしたが、膝の横に同じものができ始め、盛り上がってきました。さすがに気になったようで、治せるかどうか聞かれました。私も経験はありませんが、常に経験のないことを考えながらやっていますので、トライしてみました。すると、一回でその盛り上がりはなくなりました。しかし、彼女は治癒過程の間、体がだるく別の感染症にかかってしまいました。そして、「治る時は体がだるくなるの?別の病気になるの?」という質問をされました。このような現象は時々見られます。治癒が促進される時にはそこを治すために多くのタンパク質やビタミンc、ミネラル類、その他のビタミン類が必要になり、他が手薄になります。通常の食生活をしていると、栄養素が全体的に不足して疲れやすくなったり、免疫が低下して感染症になる場合もあります。

コメントは受け付けていません。

ONEグループ
PAGE TOP