8月 夏草の香りの夏休み
夏休みにはセミの声、ひぐらしの声、そして遠い記憶、夏休みに遊んだ夏草のむせ返るような匂いを思い出します。
暗くなるまで太陽の下で遊んで、背の高い草むらの中にかくれた時、青々した成熟期の草の香りが思い切り胸に入ってきた日のことを。
植物の一生は1年で表現されます。
春の若草、夏の青草、秋の紅葉、冬枯れです。
一番のピーク時にあたる夏は草の最も強い香りがします。
夏草のむせ返る香りは遠い記憶の夏休み
最近、いろいろなアロマグッズがあるために、香りに囲まれて生活しているので、遠い日の素朴な香りがなつかしくなる時があります。
川原の両側に広がる雑草という夏草の群生は、照りつける太陽とセミの声で成長するのか、とてもよく伸びます。
かくれんぼするにはとてもよい場所でした。
夏草としか表現できないような、むせ返る青々とした香りです。
アロマではブラックスプリュースという精油があります。
日常の記憶にないもののどこかで嗅いだようなリーフの香りです。
この香りは人の上にたって指揮するような方の神経疲労を癒します。
よく触れることがある香りにはペパーミントがあります。
ガムやチョコレートのフレーバーにもなっているので、なじみが深いですね。
ミント精油にはケトン類という成分が入っていて、これが体内に残留しやすいので、妊婦さんや子どもは注意することという禁忌は以外と知れていません。
ペパーミントは乗り物酔いをやわらげたり、消化を助けたりするので、夏の行楽や疲労で胃腸の調子が今ひとつという時に嬉しいアイテムです。
ペパーミントはさわやかな香りなので、キッチンに置いても気持ちがシャキッとしますし、食事の時に香らせても食事がおいしくなりそうです。
まな板を殺菌することができますので、お魚などを処理した後にミントで流してみるのもいいでしょう。
ミントにはいろいろな種類がありますが、精油としてよく見られるのはペパーミントです。
他にはベルガモットミントもあります。少し和らいだ香りで筋肉のケイレンを和らげたり、気持ちに明るさを与えます。
ミントリーフの氷
ミントのさわやかな香りを閉じ込めた氷を作ってみましょう。
冷蔵庫の製氷機の入れ物に小さな仕切りがあります。
そこにミントの葉を一枚ずつ入れて、水を入れて凍らせます。
凍らせてそのままなめてもさわやかですが、アイスティーの中に入れたり、トマトジュースに浮かべたりと、いろいろ楽しめます。
ミントの葉とポカリスエットなどの飲料を凍らせると、汗をかいた後に失われた成分の補給とミントのさわやかさが同時に楽しめます。
古代、ギリシャでオリンピックが行われた時、マラソンは当時でも花形種目でした。
走りぬいて倒れた人にミント水をかけたそうです。
ミントは脳を刺激する作用と、うすい濃度でしたらリラックス作用があります。
濃度を調節してみて暑い夏を元気に過ごしましょう。
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