ボタンの花とシャクヤクの花はよく似ています。ボタンは樹木で、シャクヤクは草本の違いがあります。 江戸時代には茶花として愛でられていました。 熊本藩では、武士の素養として園芸を推奨していたようで、特に六種類の植物が盛んに育てられていました。 その中にシャクヤクがありました。
シャクヤクの根は薬用に優れていて、消炎、鎮痛、抗菌、止血、抗けいれんなど多くの漢方に配合されています。 この効能については、ギリシャ神話の中で、黄泉の国の国王ブルートーの傷を医の神ペオンがオリンポスの山から採取したシャクヤクで治したという話からもわかります。 シャクヤクは柔らかなバラの香りがほんのりとします。咲いている期間は短いですが、優雅な姿と香に癒されます。
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