セブン・センス【10】 コートダジュール
コート・ダ・ジュールはフランス南部のトゥールからイタリア北部までの海岸地帯を指します。
日本語に訳して「紺碧海岸」とも呼ばれます。
地中海の緑がかった碧い海とふりそそぐ太陽の光、アルプス山脈の伏流水、温かくそよぐ風、花と果物にあふれる街、これらすべてが人を解放して、魂の癒しへと導きます。
ここは、地、水、風、火の四つのエレメントが豊かにそろっている場所です。
プロバンス、アルル、カンヌ、ニース、ウ“ァンス、サン・ポール、アビニヨンなど有名な保養と観光の場所もこの海岸線沿いにあります。
古来、この海岸線には小さな王国が連なっていました。
城は海を見下ろす高台に作られて、海を渡って上陸してきた戦士に備え、そして戦い、幾度となく城の崩壊や建設が続いてきました。
今はフランスの一部であるニースも独立国だった時代もあり、イタリヤ領であった時代もあり、フランスの属国の時代もありました。
この温暖な気候を求めて保養の人々ばかりか、多くの画家や芸術家が移り住みました。
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