セブン・センス【21】 日光東照宮
昨年2015年は日光東照宮の400年祭が行われていて、家康公のお位牌を直接拝することができました。
家康公は遺言で「遺体は久能山(静岡)に納め、一周忌が過ぎたら、日光山に小さなお堂を建てて神として祀ること。…八州(日本全土)の鎮守となろう(平和の守り神)」と言われた。
東照宮の廟は北辰(北極星)の位置から徳川幕府を見守った。
東照宮の建物は陰陽道の考え方に基づいて建設されています。
本殿の前の陽明門とその前の鳥居を中心に結んだ上空には北極星がくるように造られています。
その線を真南にくだると、江戸城本丸になります。
風水では、入口から見て正面を座山といい、そこに住居する人の運気が反映されているといわれています。
日本の神道では真北を最もよい方位とされていますが、古代中国の方位学では西北の亥の方位を最高とします。
亥は北極星の方位です。北極星は動かず、星は北極星の周りを回転します。
ここから、北極星はすべてを支配する天子の星と言われています。
この方位の象徴は、貴、福徳、名誉、高い地位、目上の人の援助、抜擢などです。
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