セブン・センス【11】 走水神社
走水は横須賀からさらに海沿いにしばらく行った場所にあります。
この辺一帯が走水(はしりみず)という地名で、特に水との縁が深い場所であるようです。
ところどころに湧水があります。
その昔、走水は宿場町として栄え、船に積む飲料水をその湧水から汲んでいました。
近くには海軍の学校もあり、走水は海との縁が深い場所です。
以前おとずれた、房総半島の白鳥神社もヤマトタケルノ皇子とオトタチバナ媛を祀ってありましたが、走水神社もヤマトタケルノ皇子とオトタチバナ媛を祀っています。
この地で船を用意したヤマトタケルノ皇子とオトタチバナ媛は村人に慕われたので、皇子は冠を村人に残しました。
それを埋めて神社をつくったのが始まりと言われています。
皇子が乗船した船は嵐に見舞われ、媛が海に身を投げて鎮めました。
そして媛の髪にさした櫛がこの走水の海岸に流れ着いて、それを祀った神社もできました。
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