セブン・センス【7】 明治神宮
明治神宮は明治天皇をお祀りしてある神社であることは誰もが周知です。
明治神宮は他の神社と流れている空気感が少し違います。
神社には必ずご神木があります。
多くは樹齢の長い杉で、大きな幹になった杉が神社を見守っています。
他にも、樹齢の長い樹木がご神木になっています。
鶴岡八幡宮のイチョウ、また松類もあります。
明治神宮はクスノキです。
明治神宮の最初の鳥居をくぐると、クスノキの大木が両側に続きます。
そして、次の鳥居をくぐり、最後の門をくぐると、清廉でおごそかな空気感にかわります。
神殿の両側にはクスノキの大木があります。
楠氏は歴史的に天皇家の間(魔)を守る役割だったようです。
樹木のクスノキもそのような役割になるのでしょうか。
日本が大転換をむかえた明治という時代に、日本国民の心を支えるために神格化し、重責をになわれた明治天皇に感謝するばかりです。
日本が列強への植民地にはならずに、歴史が続いてきて今日の日本が存在しています。
明治天皇は多くの御歌を読まれています。
政務と睡眠の時間以外から換算すると、10分に一度は読まれているという計算になります。
立場上、ご自分の胸のうちをあかせなかった明治天皇の心の声のような気がしてなりません。
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