フィトテラピーのナチュラルヘルス(21)
たまねぎ ヒガンバナ科 ネギ属
新たまねぎが出ている季節となりました。
たまねぎは西洋料理では、甘さを加える重要な役割があります。
たまねぎをきざみ、ゆっくり火をかけて炒めたたまねぎはいろいろなお料理の味付けや下味に使うことができます。
そうすることで、甘さが引き出せて、スープや旨みに変化します。
たまねぎは血管を若々しく保つことに貢献します。葉酸、ビタミンC、カルシウム、リンなどの含有量が目立ちます。
刻んだ生のたまねぎを眠る時に枕元に置くと、睡眠を良くすると伝承されています。
紀元前エジプト時代にもニンニクと同じようによく使われていました。
地中海沿岸から広がったたまねぎは、東ヨーロッパで辛味の強い辛味たまねぎ、南ヨーロッパでは、辛味の少ない甘たまねぎが使われています。
日本では、北海道が春まきのたまねぎで、他県では秋まきのたまねぎを栽培しています。
淡路島もたまねぎ栽培が盛んになっています。
オニオングランタンスープは、よく炒めたたまねぎとコンソメ、チーズをのせたフランパンで手軽にできるスープです。
ヨーロッパでは夏季になると夜10時頃まで明るいので、夜オペラを見にいったりして遅くまで楽しんでいます。
そして、お腹がすいた時に胃にやさしいこのスープをいただきます。
秋まきたまねぎが出回っているこの季節では、生で食べても辛味が少なく、甘さが感じられます。
うすくスライスして、水によくさらして、かつお節とお出汁でさっぱりといただくのもいいですね。
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