フィトテラピーのナチュラルヘルス(25)
なす ナス科 ナス属
「ナス紺」と言われる深い紺色があることから、ナスは古くから日本にある野菜です。
日本原産と思いがちですが、インド原産と考える説が有力だそうです。
奈良時代には国の蘭園で栽培されていました。
体を冷やす作用があるため、夏の暑い時期に食べられることが多い野菜です。
糠に漬けると、いっそう鮮やかな紺色が浮き上がるようです。
「秋なすは嫁に食わすな」ということわざがあります。
涼しくなってきた秋にナスを食べると、体が冷えて、これから子供を産む女性には適さないという意味があるようです。
成分のほとんどが水分と繊維質ですが、ベータカロチンが多く含まれるので、抗酸化作用があり、カルシウムや鉄分も含まれます。
ビタミンB1.B2,B3,B6,B12,C.D.E.K.Aも含まれ、強壮作用のある成分も含まれています。
また、血行をよくし血管も保護します。
夏はさっぱりと食べるのがおいしいですが、秋は少しボリュームを出して食べるのもおいしいと思います。
ナスのグラタン
ナスを蒸すか、焼くか、電子レンジを通すかして、柔らかくして皮をむきます。
ホワイトソースをお皿に敷いて、皮をむいて裂いておいたナスを並べます。
ホワイトソースを上にかけて、とろけるチーズを載せて、オーブンでこんがり焼きます。
さらに濃くが欲しい場合は、ベーコンを載せて、焼くと、香ばしくなります。
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