フィトテラピーのナチュラルヘルス(4)
クリスマスには
クリスマスは日本では年中行事のひとつとして数えられるようになってきました。
美しいイルミネーションや飾りつけは楽しみでもあります。
ドイツのクリスマス市を回った時に、それぞれのお店や屋台がきれいに彩られ、夜間の照明に照らされてワクワクするような高揚感がありました。
ドイツは日本より小エネルギー意識が高く、普段は街灯も明るくはありません。
小さな町のクリスマス市は一年に一度の大きなフェスティバルで、最大に明るくして一生懸命盛り上げている感じが出てよかったです。
ヨーロッパの各地では、クリスマスに作る特別なクッキーやケーキにはスパイスがたっぷりと使われています。
スパイスは熱い国で栽培されているものや、採取されるものが多いので、昔は高級な素材でした。
クリスマスのような特別な時にそれらをたっぷり使ったクッキーや保存のきくケーキを作って24日(聖夜)を待ちました。
ご紹介するジンジャークッキーはジンジャー(しょうが)が入ったクッキーで、人の型をしています。
乾燥したジンジャーは体を温め、消化も助けます。
寒い時期、スパイスの入った温かな赤ワインとこのクッキーは体をホカホカにします。
ドイツでは保存のきくシュトーレンというパウンドケーキが主役です。
作るお店によって中のスパイスが違いますが、シナモン、ジンジャー、ナツメグ、カルダモン、乾燥した果物、リキュール、などが入っています。
スパイスを入れることで保存が長くなり、長い冬の楽しみに一役かっています。
シナモンもジンジャーもナツメグ、カルダモンもそれぞれ違う抗菌効果があります。
風邪をひかないように、スパイスを飲み物やお菓子、料理にと生活の知恵で使っています。
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