フィトテラピーのナチュラルヘルス(46)
フェンネル セリ科 ウイキョウ属
フェンネル(ウイキョウ)は長くて細いい水草のような葉を持ちます。
原産地は南ヨーロッパや地中海沿岸で、その昔税金の代わりに収められたことが聖書にも逸話として書かれています。
そのくらい利用価値のあるハーブでした。
主に、葉を香づけに、シードをスパイスにします。
フェンネルシードは、今日精油として見ることができます。
香成分のアネトールは、女性ホルモンに似た働きがあり、生理不順や更年期後の女性の健康に貢献します。
インドでは歯科治療にフェンネルシードを噛ませるそうですが、フェンネルには腸の働き整えることができ、腸の不調と歯の問題が関係していることを伺えます。
フェンネルの葉にも腸を整える働きがあります。
特に、キャベツ類などを食べ過ぎると鼓腸(お腹が張る)がおきます。
そのようなお腹を整えるのがフェンネルです。
千切キャベツにフェンネルを少し入れると、その後お腹を快適にすることができます。
また、魚料理にも香つけとして使われることが多いですが、日本ではあまり見かけません。
千切キャベツとフェンネルの葉のサラダ
材料:キャベツの葉2枚、フェンネルの葉1枝、くるみ少々、ドレッシング(レモン汁、塩、こしょう、マスタード、グレープシードオイル)
キャベツを千切にして水にさらしておきます。
フェンネルの葉を1cmくらいの長さにちぎってキャベツと一緒に水にさらしておきます。
ドレッシングはシモン汁に塩コショウ、マスタードを入れて、よくかくはんして、混ぜながらオイルを少しずつ入れていきます。
キャベツとフェンネルの水気をよく切って、お皿に盛り、くるみをかざります。
食べる前にドレッシングをかけましょう。
|