フィトテラピーのナチュラルヘルス(5)
ハト麦(ヨクイニン)
今回は台湾の健康食品についてお話しさせていただきます。
2年前の新年に初めて台湾に行きました。
現地のコンビのお薬の棚に並んでいるパッケージを見て驚きました。
古くから脈々と伝わる食養生の知恵が「医食同源」として継承されていたからです。
梅干を焼いて粉末にしたもの。
はと麦や雑穀がフレークになったもの、アーモンドや杏仁などのシードが粉末になったものがところ狭しと並んでいたからです。
今回、新年を台湾で迎えることになり、あの食品を見つけられることを心待ちにして行きました。
台湾は2〜3年ほど前に台湾総督が馬氏になり、それまで行なっていた中国との鎖国を開放して、アメリカとの貿易規制も緩和されたようです。
以前より物価が上がり、健康食品のパッケージがアメリカ資本のものに変わっていたものも多かった印象を受けました。
けれども「医食同源」の精神はかわらず、日常食べる食品の中に治癒効果の高いものや、不足しがちなものがジュースや粉末で摂れるようになっています。
そして、誰でも立ち寄れるコンビニに並んでいますので利用しやすいです。
ハトムギは古くから美肌効果のある穀物として知られています。
ビタミンB群が多く含まれて、繊維質も多いことから皮膚を整えてお腹の調子もよくし、水分の代謝もします。
朝食にお粥として食べるとニキビも早く治すことができます。
そのハトムギと真珠が含まれているという飲み物がありました。
真珠と言えば、クレオパトラや楊貴妃が粉末にして飲んで美肌を保っていたものです。
良質のアミノ酸がハトムギの効果を引き出しているのかも知れません。
ハトムギと並んでいたのは、燕麦(エンバク)=オーツ麦です。
オーツ麦も繊維の他にビタミンB群が多く含まれて、鉄やたんぱく質も少し含まれています。
こんな風にドリンクであると、飲みやすいですね。
次回は台湾の健康食品の二回目になります。
|