フィトテラピーのナチュラルヘルス(28)
ニンジン セリ科ニンジン属
ニンジンはアフガニスタン周辺で原産し、東西に分岐して世界中に広まりました。
ニンジンは葉も食用にできますが、主に根の部分を調理しています。
花は白い小さな花が集まって咲くアンジェリカのような形状で、セリ科の特徴をよく反映しています。
ニンジンには、細長い東洋系と短くて太い西洋系があります。東洋系は栽培が難しいために、現在は西洋系が主流となっています。
古くから薬や食用にされてきました。日本でも16世紀には食用になっています。
栄養価が高く、ビタミンA、B1 、B2、B3、B12、葉酸、コリン、カルシウム、鉄分、マグネシウム、セレン、カリウム、亜鉛、リコペン、ビタミンC、D、E、K などが含まれています。
視力を高め、抵抗力をつけ、老化予防や皮膚のなめらかさを保つ働きがあります。
野菜の少ない冬場でも煮込み料理に登場し、夏も油と相性がよいことから、よく調理されています。
薬用のチョウセンニンジンはウコギ科なので、セリ科のニンジンとは種類が違います。
手軽にニンジン炒めサラダ
材料
・ニンジン1本
・チリメンジャコ大さじ3杯
・塩
・サラダオイル
ニンジンは皮をむいてスライサーなどで、細く切っておきます。
フライパンに薄くオイルを敷いて、チリメンジャコを炒ります。
そこに切っておいたニンジンを加えて、軽く塩をしてさっと炒めて火を止めます。おいしさは良い塩を使うことです。
|